GPS(NMEA)大阪

弊社の周り(京阪中之島駅付近)、
難波(南海難波駅前から道頓堀に続くアーケード)、
梅田(大阪駅前)で

GPSモジュールを使い
GPSの受信状況を検証してみた。

マルチパスになってGPSの
補足が出来るのかが気になったのがモチベーションに
なっている。

つまり、GPS onのモードで運用が可能か気になった。

NMEAデータをプログラミングで処理し
KMLファイルを地図にimportした。

見方としては、基本的に道沿いの(片方の歩道)あるいはアーケードの中を
通行しているので
データが正しければ
道路の片側あるいはアーケード内部を通っているはずである。

ざっくりベースで判断しても
建物に接触している線あるいは、逆に道路沿いの反対側にはみ出ている
はGPSデータでは正しく補足出来ない部分となっている事が分かる。

①京阪中之島駅

画面左のコーナーの円形のふくらみは
高さのある国際会議場(グランキューブ大阪)の形がそのままデータの
ずれに反映されている事がわかる。
(道沿いに曲がったので膨らんで通行していない)

②難波(アーケード)

拡大(緑のライン)

拡大(黄色のライン)

NMEAデーターの一部

GNVTG,,T,,M,1.532,N,2.837,K,A*36
GNGGA,002110.00,3440.18320,N,13530.08016,E,1,09,1.26,69.4,M,34.1,M,,*71
GNGSA,A,3,24,20,15,13,12,10,,,,,,,2.41,1.26,2.05*19
GNGSA,A,3,78,67,77,,,,,,,,,,2.41,1.26,2.05*17
GPGSV,3,1,09,10,33,315,33,12,35,149,35,13,16,080,20,15,48,072,35*7F
GPGSV,3,2,09,20,50,159,32,21,25,238,19,24,77,014,37,25,11,183,16*72
GPGSV,3,3,09,32,08,287,*44
GLGSV,2,1,06,66,04,125,,67,50,100,27,68,56,350,27,69,12,319,*6B
GLGSV,2,2,06,77,39,032,25,78,83,157,26*6C
GNGLL,3440.18320,N,13530.08016,E,002110.00,A,A*75

③大阪駅付近

緯度・経度を計算出来ないようだった。

NMEAデーターの一部

GNVTG,,,,,,,,,N*2E
GNGGA,012246.00,,,,,0,00,99.99,,,,,,*7B
GNGSA,A,1,,,,,,,,,,,,,99.99,99.99,99.99*2E
GNGSA,A,1,,,,,,,,,,,,,99.99,99.99,99.99*2E
GPGSV,2,1,07,10,,,35,14,,,19,15,,,30,20,,,27*77
GPGSV,2,2,07,24,,,22,25,,,35,32,,,25*7F
GLGSV,1,1,00*65
GNGLL,,,,,012246.00,V,N*57

 

GPGSVを見ると

一見7つの衛星が補足できているが、難波と比べると
データが不完全であるで出来ていないのかもしれません。
(衛星番号、仰角、方位角データが完全ではない。)

緯度・経度を計算が出来なかったようである。

通常形式的にはには最低衛星が3つ以上(連立方程式)、あるいは精度を確保するには4つ以上
と言われている(最小二乗法)。

結論

高層建築・アーケードなどはマルチパスの問題がからみ
以前から指摘されているように

gpsモードではなく、あえて運用するなら
attiモードで行うべきだということが確認された。

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